JBIF:地球規模生物多様性 情報機構日本ノード

地図表示API

この地図表示APIは、Webマップタイル機能により、GBIFコンテンツをインタラクティブマップ上に表示する他、他ソースの情報を重ねることができます。

マッピング機能について既に熟知している方は、プレビュー機能に進んでください。

このAPIでは、以下の機能がサポートされています。

  • 国、データセット、タクソン(種、亜種又は上位タクソン)及びデータ公開機関に対するレイヤー設定。
  • 色パレットから色を選択する、または、スタイリング規則を定めることにより、ユーザが独自にスタイリング設定可能。
  • ユーザ設定したクラスターサイズにより、ズームレベルとは無関係に、コンテンツの密度を表示。
  • コンテンツをレコード根拠(標本、観察、化石など)に応じてカスタマイズ可能。
  • 一部のレコード根拠のタイプに関し、期間を10年区分でカスタマイズ可能。例えば、1970年以降の生物種の観察データをマッピングできます。

このAPIは、googleマップapiLeaflet JSライブラリModest Maps JSライブラリなどの汎用地図クライエントと組み合わせて使用します。これらのライブラリでは、web地図サービス(WMS) により提供される他のコンテンツにGBIFレイヤーを重ねて表示することができます。この地図表示APIは、WMS地図配信サービスではないこと、また、WFS機能をサポートしていないことにご留意ください。このページに示す例では、Leafletライブラリを使用しています。


・各機能メニュー
タイルURLの書式  レイヤーコンテンツのカスタマイズ  レイヤーのスタイリング  パレット及び色  彩度(saturation)と色相(hue)

タイルURLの書式

URLの書式は、次のとおりです。

http://api.gbif.org/v1/map/density/tile?x={x}&y={y}&z={z}

以下のパラメータを使用します。

type Required TAXON、DATASET、COUNTRY又はPUBLISHERの値を示す
key Required 選択したタイプ(タクソンキー、データセット・データ公開機関のUUID又は2文字表示のISO国コード)に対応した適当なキー
resolution optional (default 1) 密度を表すピクセル数。取りうる値は、1、2、4、8又は16のいずれか。
layer optional (multivalued) 当該タイルに対してサーバーが組み合わせを行うレイヤーを宣言する。レイヤーコンテンツのカスタマイズを参照のこと。
palette optional 規定の色パレットから色を選択する。レイヤーのスタイリングを参照のこと。
colors optional レイヤーの色づけを行う際に、ユーザ設定規則を指定する。レイヤーのスタイリングを参照のこと。
saturation & hue optional saturation(彩度)をtrueに設定した場合に、色相(hue)値に0.0から1.0までの値を設定することができる。レイヤーのスタイリングを参照のこと。

レイヤーコンテンツのカスタマイズ

以下のレイヤーでは、コンテンツを単一の密度レイヤーとして表示することができます。宣言した全レイヤーに対して、レンダリング時に結合が行われます。

そのため、タクソン、国、データセットおよびデータ公開機関に関して、例えば、以下のような表示が可能となります。

  • 標本だけを表示した地図
  • 標本と観察記録を表示した地図
  • 1970年以降に採取した標本だけを表示した地図
  • 2000年以降に観察又は採取を実施した全生物のレコードを示す地図
  • 暦年が既知である全レコードを表示する地図
  • 生きている標本に関するデータを除外した全レコードを示す地図
  • 等々。
    このような機能を試してみる一番簡単な方法は、プレビュー機能を使ってみることです。レイヤーの規格は、以下に示すとおりです。
  • 単一のURLにおいて複数のレイヤーのリクエストが行えるように、レイヤーは「マルチバリュー・フィールド」としています。
  • レイヤーの指定を行わない場合には、目的に応じたデフォルト設定が表示されます。その目的は、バージョン間の互換性を保つことにあります。レイヤー表示は、後から追加した機能ですが、レイヤーのない地図は無意味だからです。現時点においては、デフォルトでは、全レイヤーを表示しますが、今後変更になる可能性があります。例えば、問題のあるレコードのレイヤーを追加することになった場合、デフォルトには、含まれない可能性があります。
Observations 観察レイヤーには、暦年を指定しない(&layer=OBS_NO_YEAR)、1900年よりも前(&layer=OBS_PRE_1900)又は1900年以降の10年間を指定することが可能。選択可能な項目は、以下のとおり。

OBS_NO_YEAR, OBS_PRE_1900, OBS_1900_1910, OBS_1910_1920, OBS_1920_1930, OBS_1930_1940, OBS_1940_1950, OBS_1950_1960, OBS_1960_1970, OBS_1970_1980, OBS_1980_1990, OBS_1990_2000, OBS_2000_2010, OBS_2010_2020
Specimens 標本レイヤーには、暦年を指定しない(&layer=SP_NO_YEAR)、1900年よりも前(&layer=SP_PRE_1900)又は1900年以降の10年間を指定することが可能。選択可能な項目は、以下のとおり。

SP_NO_YEAR, SP_PRE_1900, SP_1900_1910, SP_1910_1920, SP_1920_1930, SP_1930_1940, SP_1940_1950, SP_1950_1960, SP_1960_1970, SP_1970_1980, SP_1980_1990, SP_1990_2000, SP_2000_2010, SP_2010_2020
Living このレイヤーを指定した場合、生きている標本をレコード根拠としたレコードを表示。

LIVING
Fossil このレイヤーを指定した場合、化石標本をレコード根拠としたレコードを表示。

FOSSIL
Other このレイヤーでは、レコード根拠が不明のもの又はレコード根拠が上記以外のものが対象となり、暦年を指定しない(&layer=OTH_NO_YEAR)、1900年よりも前(&layer=OTH_PRE_1900)又は1900年以降の10年間を指定することが可能。選択可能な項目は、以下のとおり。

OTH_NO_YEAR, OTH_PRE_1900, OTH_1900_1910, OTH_1910_1920, OTH_1920_1930, OTH_1930_1940, OTH_1940_1950, OTH_1950_1960, OTH_1960_1970, OTH_1970_1980,OTH_1980_1990, OTH_1990_2000, OTH_2000_2010, OTH_2010_2020

レイヤーのスタイリング

構成レイヤーのスタイリングは、‘&colors’パラメータ‘&palette’パラメータ又は‘&saturation’‘&hue’との組合せにより制御します。パラメータの指定がない場合、目的に応じたデフォルト設定が表示されます。デフォルト設定は、予告なしに変更することがあります。このような機能を試してみる一番簡単な方法は、プレビュー機能を使ってみることです。

パレット及び色

パレットのオプションは、以下のとおりです。

Record count(レコード件数)
0-10 10-100 100-1000 1000-10000 10000-100000 100000+
yellows_reds
blues
greens
greys
oranges
purples
reds

更に地図のスタイリングを行いたい場合には、‘&colors’パラメータを使用して色に関するルールセットを設定することができます。ルールセットとは、パイプ(縦線)で区切った一連の規則を言います。各規則は、最小値(オプション、当該数値を範囲に含める。)、最大値(オプション、当該数値を範囲に含めない。)及び割り当てる色をコンマ(,)で区切ります。色は、#RGBA形式(ハッシュ[#]に続いて赤、緑、青、アルファ値を記載)で指定します。ルールセットには、URLエンコードを行います。Javaスクリプトの場合、‘encodeURLComponent()’により行えます。以上により、ルールセットの書式は、以下のようになります。

ruleset_expr:
 rule_expr[|rule_expr ...]

rule_expr
 min,max,color

例えば、以下の規則を指定したい場合:

  • レコード件数が100件未満の場合には、鮮やかな赤(#FF000033)を使用
  • レコード件数が100~10,000件の場合には、鮮やかな緑(#00FF0033)を使用
  • レコード件数が10,000件以上の場合には、鮮やかな青(#0000FF33)を使用

この場合のルールセット(エンコード前)は、次のようになります。

,100,#FF000033|100,10000,#00FF0033|10000,,#0000FF33

プレビュー機能を使用して、スタイルのテストを行うことができます。地図を作成する際に使用する色について、colorbrewer2.orgから有益なヒントを得ることができます。

彩度(saturation)と色相(hue)

‘&saturation’‘true’に設定すると、‘&hue’値を0.0~1.0の範囲で指定することができます。それによって、GBIFデータを視覚化する上で異なった効果を出すことができます。このような設定を行うことにより、occurrence homepageにある地図のような効果を出すことができます。この方法は、これまで説明したものとは異なる方法で、色設定を行うものです。Wikipediaには、色相、彩度及び明度に関する優れた紹介記事があります。